この時間のねらい
・海洋ごみ問題について知識を得る。
・これまでに得た情報とあわせ、確かな根拠に基づいて海洋ごみ問題について発信できるようになる。
実施地域
石川県(能登町立鵜川小学校)学習活動の内容
1.海岸に実際に漂着したものをいくつか手に取って見る。人工物と自然物があることを知る。
2.天然海綿とプラスチックスポンジの比較や貝ボタンとプラスチックボタンを食酢に漬ける実験を通じて、プラスチックという素材の特徴を理解する。
プラスチックの良いところと悪いところについて考える。
3.海洋ごみにはプラスチックの割合が高いことを知る。プラスチックの素材の特徴とあわせて、プラスチックごみがなぜ問題になるのか知る。
4.インターネットのシミュレーションサイトを使い、鵜川小学校から出たごみがどこまで拡散するのかシミュレーションする。
身近な問題であると同時に、世界的な問題にもなっていることを知る。
5.海洋ごみを減らすにはどうしたらよいか意見を出し合う。
実施時期
2021年9月
ここがよかった
事前学習で学校周辺の海岸清掃を行い、たくさんのごみが漂着していることやごみの分別が大変であることを体験していたため、ごみやプラスチックへの興味が高まった状態で授業を始めることができた。
海岸清掃での体験からごみの多くがプラスチックであることを実感しており、プラスチックは悪いものだというイメージを持っていた子もいたが、プラスチックの良い性質や、もとは天然資源を守るために生まれたという経緯を知り、プラスチックに対して新たな視点を持つことができた。