この時間のねらい
・海辺のフィールドワークで発見したもの/感じたことを「比喩(メタファー)」で表すことができる
・意図/ねらいに基づいたフィールドワーク活動を安全に行うことができる
・まちなか鳳雛塾(能登高校魅力化プロジェクト)として、「言語活動」と「能登のフィールド」を掛け合わせたプログラムの開発をねらう
実施地域
石川県・能登町(能登高校魅力化プロジェクト)対応単元
能登のフィールドにおける言語活動学習活動の内容
①いやさか広場でフィールドワーク
・石川県能登町宇出津/いやさか広場に集合
・ねらいと行程を説明。手袋や網等の貸し出し。
・広場前の浅瀬にいる生物たちを観察。手にとってみられるものは一時捕獲し、皆で観察。
―名前や生態等について、能登里海教育研究所の能丸さんから随時説明をもらう
―どんな「メタファー」にできるかを考えておくよう、適宜リマインド
②のと海洋ふれあいセンターでフィールドワーク
・車で二手にわかれ、のと海洋ふれあいセンターへ移動
・①と同様にフィールドワーク
③まちなか鳳雛塾で「比喩(メタファー)」書き出し
・車にて再度移動、宇出津のまちなか鳳雛塾へ
・塾にて今日のふりかえりを実施者から
・印象に残ったものを「喩え(メタファー)」にしていく
・参加者同士で書いた「メタファー」を出し合い、なにを喩えたものかを当て合う
・参加者の書いたメタファー群を「メタファー・アルバム」とし、今回の成果物とする
実施時期
2021年11月
ここがよかった
・中高生、保護者、幼児を交えた幅広い年代の参加者が一緒になって、普段とは違う視点から海(と海辺の生き物)に触れ合えた
・身近かつ日常的に存在する海を、普段とは違う角度から接し、新たに知る機会となった。
・参加者それぞれから豊かなメタファーが集まった。以下がその一部。
◯凡例 メタファー:喩えたもの
1 手のひらサイズの大海:魚とエビの入った瓶
2 流れつく星々:海岸の漂着物
3 沈みゆらめく草原:海藻の群生
4 自由と命の境界線:水平線
5 陰からのびる針:岩の間にいたウニ
6 穏やかな咆哮:波
7 真っ赤な執着:タコの必死な抵抗
8 青い地獄:海中の様子
9 揺らめく落ち葉:小魚たち
10 小さな魚さん:幼児の手
11 生きているという叫び:タコの墨吐き
12 絹布団:白い砂浜
・参加生徒の一部が、今回の体験を詩作品にまで昇華!(画像4枚目参照)