この時間のねらい
動物の体の働きについて理解するため、魚の解剖や魚の血管や血液の流れの観察に取り組んでいる。【学びに向かう姿勢】
呼吸器のしくみ・呼吸の仕方を知り,人と同じように様々な臓器があることを理解している。【知識および技能】
実施地域
石川県(能登町立小木小学校)対応単元
動物のからだのはたらき学習活動の内容
1.これまでに学習したヒトの体のつくり,臓器の種類を振り返る。
2.「魚(海の動物)も人と同じ体のつくりをしているのかな」という課題を確認する。
3.鮮魚店から購入したマアジを使い、文具バサミと竹串で解剖してそれぞれの臓器とその働きを確認する。
胃の内容物と腸の内容物の様子の違いを観察する。
4.呼吸器について、ヒトは肺呼吸だったが魚はえら呼吸であることを知る。
えらと心臓が近くに位置していることを確認する。
5.ワークシートを使って学習のまとめをする。
実施時期
2021年6月(マアジを使用する場合、解剖しやすい大きさのものが5~6月に手に入りやすい)
ここがよかった
・文具バサミと竹串を使ったので、安全に解剖を行うことができた。
・鮮魚店からアドバイスを受け、解剖しやすい大きさのアジが手に入る時期に授業を実施することができた。
・新鮮な魚を購入できたため、解剖がスムーズだった。糞の排泄が見られたり、胃の内容物を観察することもできた。
・日頃よく食べる魚種で釣りや料理で扱ったことのある児童もいたが、臓器に注目してつくりを観察したのはほとんど初めてだった。
・ヒトの体について学んだすぐあとに本授業を行ったため、ヒトと魚のからだのつくりとはたらきの共通点と相違点を理解しやすかった。